こんにちは!重富プラスの中の人です。
いつも弊社のジャーナル記事をご覧いただき、ありがとうございます。
私たちの仕事は、「伝えたいこと」を「伝わるカタチ」にすること。
紙媒体を中心に、デザインから印刷・加工、そしてWebやデジタルメディアとの連携まで、幅広いフィールドで“コミュニケーションの力”を支えています。
今回は、私たちの目から見た”印刷・デザイン業界の最新動向”や”注目の技術トレンド”、そして”これからの展望”についてお話しします。
印刷会社の社員として、日々現場で感じているリアルな視点を交えながらお届けします。
印刷は“終わった”メディアじゃない。むしろ再評価されている
近年、デジタルシフトの影響もあり「印刷は縮小産業」と言われることも増えました。しかし、私たちの現場感覚としては、「紙だからこそできる表現」に対する”再評価の動き”を強く感じています。
とくに注目しているのが、以下のようなニーズです。
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高付加価値印刷物(特殊紙、箔押し、エンボスなどを使ったプレミアム感のあるツール)
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パーソナライズドDM(宛名だけでなく、本文やビジュアルまで一人ひとり変えるマーケティング印刷)
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イベントや展示会で映えるビジュアルツール(等身大パネル、長尺ポスター、サンプル帳など)
また、SNSの普及により「映える印刷物」が注目されるようになりました。
写真映えする印刷物、つまり“触れるだけで世界観が伝わる”ようなデザインや質感が、ブランド価値の向上に直結するのです。
デザインと印刷の融合が生み出す、新しいコミュニケーション
従来、デザインと印刷は分業されるケースが多くありました。しかし最近では、”「企画・デザイン段階から印刷を理解しているかどうか」が成果物の質を左右する”ようになってきています。
たとえば、以下のような事例が増えています:
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プロモーション連動の特別仕様パッケージ
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商品コンセプトを体感できる什器やPOP
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Webや動画と連動したAR印刷(拡張現実)
また、私たち重富プラスでも、デザイナーが印刷機の仕様や用紙の特性を理解したうえで設計することが増えました。その結果、「できる/できない」ではなく、「どう活かすか」という視点で提案できるようになってきたのです。
これは、お客様にとっても大きなメリットです。デザインから印刷、納品まで一気通貫で考えられるからこそ、”伝えたいこと”が”伝わる形”になるのです。
技術革新の波:オンデマンド印刷とデジタル加飾
印刷業界において、現在もっとも注目されている技術のひとつが「オンデマンド印刷」です。重富プラスでも導入しており、以下のような特徴を活かしています。
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少部数・多品種の短納期対応
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変数データを扱えるパーソナライズ印刷
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長尺印刷(最大1260mm)や蛍光ピンクなどの特色印刷
また、もうひとつの注目技術が「デジタル加飾」です。これは、従来の箔押しやニス加工などを、デジタル印刷機で制御しながら施すというもの。
これにより、従来は難しかった細かな加飾表現や可変デザインにも対応できるようになりました。
たとえば、あるイベントで配布した名刺では、一枚ごとに違う模様の箔をデジタルで入れることで、「名刺そのものが話題になる」デザインを実現しました。
こうした”デジタルとアナログのハイブリッド表現”が、今後の印刷においてますます重要になってくると考えています。
クロスメディア戦略で「伝える力」を倍増
印刷とWeb、紙とデジタル。
この二つをどう組み合わせるかが、今のコミュニケーション設計の鍵です。
たとえば、私たちが最近多く手がけているのが以下のような提案です:
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紙のチラシ+QRコードからLP(ランディングページ)へ誘導
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商品紹介リーフレット+AR動画再生機能
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展示会での紙資料+Webでの事後フォロー
印刷は一度配れば終わり、というイメージがありますが、**デジタル連携を前提に設計すれば、紙は“きっかけ”となって継続的なコミュニケーションに変わる**のです。
重富プラスでは、「印刷+Web」「紙+動画」「名刺+SNS連携」といった組み合わせで、お客様の課題を“多面的”に解決しています。
今後の展開:「つくる」から「支える」パートナーへ
これからの印刷・デザイン業界において求められるのは、単なる制作ではなく、「課題解決のための提案力」です。
紙かWebか、DMかSNSか――という選択ではなく、「誰に」「何を」「どう伝えるか」をお客様と一緒に考え、最適な手段を提供する。それが、これからの印刷会社の役割だと考えています。
また、今後はさらに以下のような領域に注力していきたいと考えています:
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採用支援ツールの企画・制作(リクルートデザイン)
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営業ツールのデジタル化・コンテンツ設計
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地域特化型のプロモーション支援
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Webマーケティング×印刷のハイブリッド戦略
「印刷物だけを納める」時代から、「伝え方そのものを一緒に考えるパートナー」へ。重富プラスは、そんな存在を目指しています。
まとめ:伝えるって、奥が深い。でも、面白い。
最後にもう一度。
「伝えること」と「伝わること」は、似ているようでまったく違います。
情報を発信するだけでは、相手には届かない。届いたとしても、正しく理解されなければ意味がない。だからこそ私たちは、“伝えたいことが、伝わる形になる”ための手段や表現を探し続けているのです。
印刷も、デザインも、Webも、SNSも――
そのすべては、誰かの想いや魅力を届けるためのツールにすぎません。
でも、そのツールの選び方ひとつで、伝わり方は大きく変わるのです。
これからも、印刷とデザインの最前線から、“伝える力”を最大限に引き出すお手伝いをしていきたいと思います。
重富プラスは、お客様の想いや目的に合わせて、最適なメディアミックスをご提案します。
印刷だけでも、Webだけでもない。「どちらもできる」からこそ生まれる価値を、ぜひ体感してください。
ご相談・お見積りも無料で行っております!
